5月13日 運動強度を知って、無理なく運動しよう!
  
前回は運動を続けることについて考えました。

今回は、効率よく運動するために大切な心拍数と運動強度の関係についてご紹介します。


 最近よく雑誌などで紹介されている運動強度って、皆さんご存知ですか?運動強度とは、運動中に体に掛かる負担度(=キツさ)を表しています。この数値は安静時心拍数※1を0%、最大心拍数※2を100%として、運動中に変化する心拍数の割合を表しています(図1)。この割合が大きくなると、よりキツイ運動をしていることになります。さらに安静時の心拍数を考慮することで、個人の体力レベルに合った体の負担度を、分かりやすい数値で知ることが出来るのが運動強度の良いところです。

 では、なぜ皆さんは運動するのでしょうか? ダイエット?それとも体力アップ? 目的はそれぞれにあると思います。ここでポイントとなるのが先ほど紹介した運動強度。この数値が分かると、皆さんの目的に沿って効率よく運動することができます(図2)。運動強度50%以下は今までに運動習慣がない方や、急に運動を始めることが不安な方に推奨されている運動強度です。運動強度50~60%は脂肪燃焼に最も効果的で、一定時間で燃える脂肪量が一番多い強度と言われています。運動強度60~85%は体力(持久力)アップに効果的で、それ以上はアスリートなどレースに出るために、本気でトレーニングをする方向けといえるでしょう。健康維持や脂肪燃焼が目的の方には、少し高すぎる運動強度かも知れませんね。
 
 このように、運動強度を調節することによって得られる運動効果が変わるため、目的に合った運動強度を知ることは、効率よく運動をするために欠かせません。自転車はこの運動強度を調節するのに適したツールのひとつです。次回は運動強度のコントロールについて、自転車とウォーキングを比較しながらお話していきます。



※1 仰向けになって3分~5分程度、安静にした状態の心拍数  
※2 1分間あたりの最大の心拍数。一般的に220‐(年齢)が推定の最大心拍数とされています。